再雇⽤制度とはどのような制度?

再雇⽤制度とはどのような制度なのでしょうか。

定年に達した労働者を退職させた後に、再度雇⽤契約を締結する制度です。

再雇⽤制度とは、定年に達した労働者を退職させた後に、定年前とは異なる労働条件や雇⽤形態で雇⽤契約を締結することをいいます。

再雇⽤制度では、契約期間を定めて雇⽤契約を更新していくという形態をとることが多いので、雇⽤調整が容易になるというメリットがあります。

また、嘱託社員やパートタイマーとして雇⽤することも可能になるので、定年前の条件とは全く異なる内容で雇⽤契約を締結できるというメリットもあります。

労働者を再雇⽤した場合の契約期間については、⾼年齢者雇⽤安定法による特別な定めはありません。

再雇⽤後の労働条件については、定年前と同じ労働条件である必要はなく、変更することができるため、労働者と話し合って、勤務形態・勤務⽇数・勤務時間・賃⾦を決めることになります。

また、継続雇⽤制度を導⼊する際には、従業員をいったん退職させて再び雇⽤する再雇⽤制度と、従業員を退職させずにそのまま企業で雇⽤し続ける勤務延⻑制度のどちらであっても導⼊することが可能です。

どちらか⼀⽅の制度しか導⼊してはいけないというわけではありませんので、企業は両⽅の制度を併⽤し、継続勤務制度の対象となる従業員ごとに適した制度を利⽤することが可能です。