継続雇⽤制度とはどのような制度?

継続雇⽤制度とはどのような制度なのでしょうか。

定年後も雇⽤を続ける制度のことで、再雇⽤と勤務延⻑の2種類があります。

継続雇⽤制度とは、労働者の希望に応じて定年後も雇⽤を続ける制度のことで、労使協定を締結することで実施できます。

再雇⽤制度と勤務延⻑制度の2種類の⽅法があり、再雇⽤制度とは、定年者をいったん退職させ、その後に雇⽤形態を問わず再雇⽤する制度です。

⼀⽅、勤務延⻑制度とは、定年者を退職させず、引き続き雇⽤する制度で、雇⽤契約は消滅せず引き継がれます。

ただし、継続雇⽤制度には適⽤年齢に関する経過措置が認められています。

60歳に定年を迎えた者が年⾦を受給できるまでの期間について、収⼊確保のために継続雇⽤を希望した場合はその全員を再雇⽤しなければなりません。

⼀⽅、65歳までの間に年⾦の受給が開始される者については、労使協定を⽤いて継続雇⽤者の要件を定めることが可能になります。

継続雇⽤制度の具体的な内容まで法律や規則で定められているわけではなく、65歳まで雇⽤する形態については法令に違反しない範囲で各企業が⾃由に定めることができます。

労働条件の引下げも全く認められないわけでありません。

たとえば、「57歳以降は労働条件を⼀定の範囲で引き下げた上で65歳まで雇⽤する」という制度も継続雇⽤制度の形態として認められます。