契約社員はどんな雇用形態?

契約社員はどんな雇用形態で働く人なのでしょうか。

契約社員については、正確な定義はありませんが、一定の期間を定めて働いてもらう労働者のことです。

正社員であっても、パートタイマーであっても、使用者と労働者の間には「労働契約」が締結されていますから、そういう意味ではどんな呼び名の社員も契約社員だといえるかもしれません。

法律などで「契約社員」についての定義がなされているわけではありません。

ただ、一般的には、システムエンジニアや通訳など、特別な技術を持った人と、ある一定の期間を定めて契約をし、働いてもらうといった場合に「契約社員」という呼称を使うことが多いようです。

また、この他にもメールなどを使って自宅や別のオフィスで仕事をする在宅ワーカー、SOHOのことを契約社員と呼んだり、1年更新のパートタイマーのことを指す場合もあります。

このように、契約社員の定義は各社の事情によってさまざまですが、おおまかにいうと「短期間」、「短時間」、「業務内容の特化」といった点で、正社員との違いがあるといえます。

どんな目的で契約社員を雇うかにもよりますが、契約時には、契約期間、仕事内容と権限、報酬、就業場所、就業時間・休暇について労働者と合意することが必要です。

正社員とは働き方が異なるケースがよくありますから、就業規則についても契約社員用の就業規則を用意しておくとよいでしょう。