派遣の仕事-職場見学

派遣の仕事に不安なら実際に見てみよう

派遣会社からの情報でやってみたい仕事に出会えても、いきなり就業することに少し不安な気持ちがあれば、事前に職場見学を希望することができます。派遣会社の担当者に、「この仕事をやってみたいのですが、職場見学はできますか」と問い合わせてみましょう。

またときには逆に、派遣会社のほうから「もしも不安でしたら職場見学に行ってみますか」と案内されることもあるかもしれません。

仕事が続くかどうかは、仕事の内容や様々な条件など情報で確認できることだけでなく、実際の職場の雰囲気や自分との相性など、自分の目で確かめなければわからないことも大きなポイントになります。

ですので、少しでも不安な際は職場見学を希望してみることも検討してみてください。

職場見学の際は、派遣会社の担当者も同行・同席してくれます。その点では安心ですが、職場内を案内したり、細かい仕事の説明を行うのは見学先企業の担当者であることもあります。そういう意味では、これから同じ職場で働くかもしれない人との初めての接触になるわけですから、それ相応の心構えや立ち居ふるまいが必要です。

この段階では、あなたはその職場のメンバーではなく、ただの見学者という「お客」です。見学先企業の方々は、そんなあなたのために仕事中の時間を割いて対応してくれることになります。就業に向けた「面接」ではないのですが、「お客として失礼であってはいけない」という気持ちで臨むぐらいがちょうどいいでしょう。

清潔感のある身だしなみ・にこやかに話そう

まずは当日、出掛ける前の準備です。服装は原則スーツ等フォーマルな服装が望まれます。「客人」として失礼があってはいけません。清潔な身だしなみが必要です。

女性の場合は髪形やお化粧、ネイルの色など、職場の雰囲気になじむ清潔感のあるスタイルを心がけましょう。男性もネクタイ着用、髪型やひげを整えておくことも忘れずに。歯磨きやブレスケアなども大切です。

次に、職場見学の現場での注意です。面接ではないのですが、さすがに初対面同士なので、簡単に自己紹介をしたほうがいいときもあります。簡単なメモを起こした上で、長くなり過ぎず、ポイントを押さえた自己紹介ができるといいでしょう。

なお見学先企業の方と会話する場合は、ぜひ明るい笑顔で。「こんな人が職場にいたら、雰囲気が明るくなりそうだな」と相手に感じてもらえることは、どの職場でも通用する立派なスキルの一つです。ぜひとも心がけてください。

それから相手の説明を聴くときは、きちんと相手の目を見るようにしましょう。時にうなずきながらしっかりと話を聴いておけば、その職場で就業した際にスムーズに仕事に入ることができます。

またなんらかの質問を受けたときには、的確に答えておくことで就業後の人間関係もスムーズになるでしょう。言葉が足りなければぶっきらぼうな印象を与えますし、しゃべり過ぎれば要点を絞れない人という印象になります。相手の反応を確かめながら、ゆっくりハキハキと、しかし程よい長さで話をするのがいいと思います。

質問して仕事内容をしっかり理解しよう

また質問があれば、自分から「質問させていただいてもよろしいでしょうか」と申し出てもいいでしょう。自分が就業するかもしれない職場です。そのために職場見学しているわけですから、疑問点はしっかりと確認しておきましょう。

職場見学に行く際は、不安や緊張を感じているかもしれません。しかし、これは「面接」ではありませんので緊張する必要はありません。ただ、見学の際に説明してくれる人は、就業した際は、一緒に仕事をする人になるかもしれません。「気持ちよく働ける人と働きたい」という気持ちはあなただけではなく誰もがもっています。

どの職場に見学に行くときでも、まずは「お客」としていい印象を残しておきましょう。そうすると、どの職場に就業した際でも、スムーズな人間関係から始めることができますよ。