過去に何かしらの実績がある場合、それを面接で話すと、自分をアピールすることができます。
システム構築の実績
システム構築の場合、例えば、以下のような実績が挙げられます。
「前職でExcelを使った単純な事務作業がありました。このまま作業をしても、時間がもったいないと思ったので、システム化しようと考えました。
そのために、Excel VBAを独学し、自分で作業自動化のシステムを作りました。作成したシステムは、現在も前職で使われ続けています。」
システムを作ることで、単純作業を自動化しようとする考え方は、ITエンジニアに向いていると思われます。周りから勧められたのではなく、自ら独学で学んだことも評価されます。
学習だけで終わるのではなく、最後までシステムを作り上げたという、成功体験がある人は、重宝されます。
そして、作成してシステムが現在も使われ続けているのは、とても好印象です。
このような実績があると、未経験からでもITエンジニアに転職するきっかけとして、とても自然です。そのため、職場でこのような実績を作ってみることをお勧めします。
誰かの課題を解決するシステムを作り、対価をもらう実績
誰かの課題を解決するためのシステムを作る場合、例えば、以下のような実績が挙げられます。
「以前、飲食店を経営している友人から、ホームページを5万円で作成して欲しい、と依頼され、引き受けました。友人からの要望を聞きながら、仕事の合間を縫って、ホームページを作成しました。
友人は、そのホームページをとても満足してくれ、報酬5万円を受け取りました。今でも作成したホームページは、使われています。」
趣味で作ったものと、お金をもらって作ったものとでは、雲泥の差があります。お金をもらう場合は、お客の要求を応えなければならず、責任がついてきます。きちんと、お客さんの要望を聞き、客さんに満足してもらえた経験があると、評価されます。
また、作ったものが継続的に使われているのも、印象が良いです。そのため、休日にこのような実績を作ってみることをお勧めします。
エンジニアスキル以外の実績
エンジニアスキルの実績が無くても、会社でのリーダー経験があると、良いです。
例えば、以下のような実績が挙げられます。
「前職では、プロジェクトマネージャーを経験したことがあります。とても良い経験になると思い、自ら志願しました。顧客から要望を伺いつつ、メンバーの状況を見ながら、スケジュール通りプロジェクトを進行するのは、大変でした。
頑張った甲斐あって、プロジェクトは無事終了し、顧客からも満足して頂けました。
このような経験のおかげでとても成長ができました。今後のキャリアとして、管理職なども目指していきたいと思います。」
リーダー経験をしたことがある人は希少であり、かつなりたい人やできる人は中々いないので、評価されます。
やらされたのではなく、今後の経験になると思い、自らプロジェクトマネジメントに挑戦したことも、評価されます。この実績から、よりリーダー経験をして会社に貢献したいことを伝えると好印象です。
そのため、職場でこのような実績を作ってみることをお勧めします。