アパレル業界の本部への狭き門
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多くのアパレル企業は「店舗経験を積んで、本部へ」と掲げていて、これには、店頭での販売経験やお客様へ接した経験も無く本部職は出来ない、という考え方が土台にあります。

ことの考え方は「本部にベテラン、店舗に新人」という構造を作りやすいかもしれません。

本部職というのは、店舗数の増加と比例して社員を増員するとは限りません。あくまでも中央管理機能として、もしくは、利益を直接的には生まないコストセンターとして解釈をされ、本部の人員を闇雲に増やす思想は弱いです。

その事が結果的に、本部職のポジションは増え辛く、空きも生まれにくく、店舗から本部への異動は容易ではない状況を生みます。

店舗は一店舗新しく増えれば、解りやすく店舗運営のための追加人員が必要となりますが、本部は簡単にそうは行かないという構造にあります。

ですので、新業態や新ブランドの開発に積極的な企業は、事業としてはリスクがあるものの、他の企業と比べて、新規の本部職やポジションが生まれやすく、将来の自分の可能性を感じさせてくれるような環境とも言えます。

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