アパレ業界の店舗と本部の関係性
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アパレル業界は、所属する会社から示されているキャリアアップの道筋として、1店舗での販売スタッフや店長職から、複数の店舗を管理するエリアマネージメント業務や、本部での商品開発、バイヤー、マーチャンダイザー(MD)等への異動があります。

ですが、店舗より本部が偉いという事ではありません。

会社によっては、本部人材に対して『今度失敗したら、店舗に戻す』『店舗からやり直し』など、恫喝にも近いような指導が行われているところもあります。

しかしながら、これらの発言は、店舗運営やそこで働く人材、お客様軽視であるといえます。

こういった発言を直接的、もしくは間接的にでも見聞きするような出来事があれば「もう、ここにいてはいけない」という気持ちが強まります。

年齢と共に変化するライフスタイル店頭での業務に従事していると、土日祝は基本働き、平日に休む、というシフト勤務になる事が多いです。

これは「世間が休んでいるタイミングが、客数が増え、最も売上が上がりやすい」という、シンプルながらも変えようのない事実が理由です。

世の中全体が「土日祝、盆暮れ正月(お盆と年末年始の意味)を休みとしたカレンダー」で動いている事が多く、平日に働き、休みである土日祝に買い物に出かけるのは、ごく自然な行動です。

ただし、小売業で働く人にとって、特に二十代の頃は、混雑を避けた平日休みを満喫する事が出来て、むしろ遊びや買い物に行くなら人混みを避けられる平日が良い、という方も多くいます。

二十代前半の内は、それが気にならなくても、年齢を重ねれば重ねるほどに、過去の交友関係の中で、参加を依頼されるイベントや出来事が、土日祝が休みである多数派を中心に日程が決まりがちである事を、改めて知ります。

例えば、同窓会や、特に日中から実施する事が多い結婚式などの多くは土日祝実施が、ほとんどです。

またライフステージの変化の一つとして、もしも自身が結婚し、配偶者が他業界での平日勤務だった場合、休みのスケジュールを合わせる事も容易ではありません。

また、仮に子供がいるような状態になれば、残念ながら、まだまだ世の中の幼稚園や小学校のイベントは、土日祝休みを基本と考え、運動会などは、多くの人にとって参加がしやすいであろうと、週末に設定されています。

そういった背景などを考えると、二十代までは悠々自適に平日休みを満喫出来る事も多いのですが、三十代、四十代と年齢を重ねるほどに、また言い換えると、自身の結婚や子育てなどのライフステージの変化によるイベントが増えれば増えるほど、世間とのギャップを多く感じる事になります。

そのため、交友関係は同様の勤務形態のアパレルや小売、外食関係の仲間に偏りが生じ、狭い世界に集中してしまいやすいです。

交友関係が狭くなる事自体は、決して悪い事ではありません。大切なのは、その状況を自分自身がどう思うか、だけです。満足していて、困る事が無いのならば、むしろ深い付き合いが出来ているでしょう。

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