薬剤師の転職のタイミングは、実は引っ越しと同じようにするとうまくいきます。
引っ越し屋が、春の時期に忙しいのは、学校や、仕事での異動がおおいために多忙になります。引っ越し屋の場合は、これにより引っ越しの価格が決まります。
春は、引っ越しの値段が高いのに対して、それ以外の季節は比較的やすくなります。これは需要と供給バランスがあるためです。
春は引っ越し業者は、何もしなくても案件が増えますが、
逆に、引っ越しをする人が増えない時期は、各引っ越し業者は、お客さんの取り合いになっているため、価格やサービスの内容で勝負をしてきます。
転職も同じです。ただし、ここでは、お金は関係無くなりますが、時間が関わってきます。
何かというと、紹介会社が最も忙しくなる時というのは、
ボーナス前です。
ボーナスをもらってから辞めようとする人が、案件を探し始めます。
そうなると、求職者も増えますし、失った人員を確保しようとして薬局も求人をかけます。
この時期は案件も増える時期でもありますが、紹介会社も一人にかけられる時間が少なくなり、マッチングに時間をかけずに、安易に紹介してしまうケースもあります。
また案件が増える時期が他にも2つあります。
一つは、4月です。
4月というのは、様々な理由で人が動くため、新人薬剤師が増える時期です。
大学生が卒業し、新しい薬剤師が世の中に生まれた時に新入社員が増えたりして、大手では人が増えるのですが、中小企業は新人薬剤師の採用が難しいため、逆に人材不足になります。
また、家庭を持っている女性薬剤師が、旦那さんの仕事の関係で、引っ越しをしなければいけないのもちょうどこの時期です。
そしてもう一つ、求人案内が増える時期があります。
それは、時期的に薬局が忙しくなる時です。
閑散期は、患者さんの人数が多くないために、少ない人数で回すことができるけれど、多忙期に入ると回らなくなることがあります。
多くは、冬の感染症が流行る時期が該当します。この時期というのは、案件が増えます。このタイミングで転職をするのがベストですが、即戦力を求められるケースもあるので、注意してください。
転職を考える時は、こういうタイミングを待つか、少し時間をかけて選択肢を増やしましょう。