相手の思いを感じ取る
まずはその背中から物事を考えてみる
「言挙げせず」から学ぶ
「言挙げせず」という言葉を知っていますか。
意味としては、
【その人の生き様や姿を観じて己で学んで気付け】
ということになります。
わかりやすくいうと、子供が何か悪戯をした時、親がそれに対して何も言わず、心の中で憂いているのを、子供自身が自分なりに感じ取り、自ら反省するというようなことです。
会社でいえば、社長や上司の仕事ぶりやその背中から、何かを感じ取り、自分で物事を考えたり、反省したりして、己を成長させる、ということになるでしょう。
もともと「言挙げ」という言葉があります。これは古く万葉集にも出てくる言葉で、【物事をはっきり言う】という意味です。
言葉にしないと、なかなか物事を理解できない人が増えているように思います。しかも一から十まで懇切丁寧に言わないとわからない人もいます。それでは社会人として困りますね。
相手の思いを感じ取る力、そしてそれを自分に生かす力が必要です。
すべてを観て学べとは言いませんが、自分の成長のためにも、言葉じゃないところで学ぶ姿勢を、自身も含めて忘れずにいたいものです。