外から見たアパレル業界はどのようなものか?
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皆さんは、アパレル業界にどんなイメージを持っているでしょうか。

「オープンで開放的な業界?」
「トレンドに強く、時流を掴んでいるイメージ?」

そして、外から見たら、アパレル業界はどう映っているでしょうか。

アパレル業界は「閉鎖的で、世の中の時流や潮流を把握していない人間が多い」と思うのも、必ずしも間違いとはいえないです。

実は、「ファッション」というものにおいては、とてもオープンで、トレンドや旬をキャッチアップしていますし、どの業界よりもそこに敏感な人間ばかりです。

また近年では「SNS」などに特化すれば、先端を行く動きを見せ続けていますし、挑戦的であります。

しかしながら「ファッション」を軸に置かないものの場合、急激にそのパワーは落ち、
例えば、
インスタグラムには強いがAIには弱いとか、
キャラクタービジネス(マンガ、アニメ等も含む)とのコラボには強いが、
テキストベースや文学には弱いなど、
とにかく偏りが激しい業界であると感じます。

ただ、残念ながら、これはアパレル業界に限った話ではありません。

そもそも、自分達の業界が常に世界の中心であるかのように錯覚しやすいものでしょう。

特にアパレル業界は情報のスピードも速いので、それらをキャッチアップするだけでも一苦労であり、他業界の情報に目を向ける努力はするのは並大抵には行きません。

ただし、情報のスピードが速いのはアパレル業界だけではありません。

実は、アパレル業界は、他の業界からの評価が思った以上に低いかもしれません。勿論小売業界からの評価は決して低くはなく、むしろ過去のファッションビルやショッピングモールを牽引してきたのは間違いなくアパレル業界で、どのような仕組みやロジックで業務を行っているのか、小売業界の異業種の方々は興味津々かもしれません。

そして、小売業界から離れれば離れるほど、日本の商業や産業の中ではちっぽけな存在である事を痛感させられるような出来事ばかりで、何ならとある他業界の方から「アパレルは簡単」などと言われる始末です。

確かに、2010年代はZOZOTOWNなど、元々アパレル業界からの出発ではない企業も勢力を拡大し、外資系、ファストファッションの波に飲まれ、「試着が必要な洋服をオンラインで買う時代など来ない」と2000年前後では自信満々だった人間が、多かった事を考えると、まったく時流が読めていないし、勉強不足と思われても仕方無いです。

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