アパレル業界で競合企業への転職

アパレル業界で競合といっても、ファッションのテイスト的に近いかどうか、というのは関係ありません。仮にアパレル小売の事業会社から同じく小売事業会社の場合は、すべて当てはめて考えてください。

また、売上規模や認知度の視点で、格上、同格、格下、というのは、受け入れる企業側は大なり小なり意識をしています。もしも格上の企業から転職してきたと考える場合は、前職での社内ノウハウなどに対して興味を持つでしょうし、参考に出来るのではと重宝がられる可能性は高いです。

しかしながら、自分の持っている情報をポンポンと出して行くのは様々な面で控えた方が良いです。守秘義務を果たす事や、もしかすると完全同業への転職禁止の誓約を交わしているかもしれません。

ただし、前提として職業選択の自由は認められているので、本来は同業他社への転職を禁止にする事は出来ないという議論もあります。だからと言って、情報を流して結果的に不利益を被ったという状況になると、それも問題となる可能性があります。

とにかく、安易に前職のノウハウや情報を、直接的、具体的に発信しない事は意識した方が良いです。

またもう一つの視点として「前職ノウハウだけが、魅力」という存在になってしまうと、あっという間に知見の貯金が無くなってしまいます。「前職ノウハウを元に、現職で応用して大活躍」を目指してほしいです。